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参禅記その4

参禅記その4

2013年9月3日


 9月になり涼しくなった禅堂で座禅を組んでいるとふと以下の心境になった。


「不自由を悦び 苦痛も悦ぶ 生きてる喜び」


アメリカ海兵隊では苦しみもがく負傷者にいうという「喜べ、生きてる証拠だ!」と。何か似てる心境か。

 

 暑さもなく座禅していると遠くの車の走る音が聴こえたり、堂の外の幾種類かの虫の音が聴こえたりする。幾つもの音が聴こえるが、ふと気づくと自分の頭の中に届くのは常に一つ。トラックの音を聴くと虫の音は聴こえず、鈴虫を聴こうとすれば他の虫の声は聴こえない。人間は多くの事を聴いているような気がしても瞬間は一つだけしか聴けない。オーケストラの音は、纏めた一つの音楽としては聴けてもフルートとバイオリンは私には同時に聴けない。初めて気づいた人間の特性だ。雑音も聴くから雑音、聴かなければ聴こえないのだろう。雑音が聴こえるのは心が雑音を聴こうとするからか。心がそこに動くから、それは自分の心の中に存在する。心がそこに動かなければそれは存在しない。「心頭滅却すれば火もまた自ら涼し」といって笑って火の中に立ち入った高僧がいう処かもしれない。色即是空 空即是色というのもこんなものかとふと思った。言っても伝わらないかもしれないが不思議な体験だった。

 

 座禅40分は普段は長いが、今日は「なぜ早く終わるのだろ?」と思ったくらいに短く感じた。どこかに少しは無念無想の境地があったのだろうか(笑)

 

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