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参禅記その5

参禅記その5

2013年9月21日

 

 午前4時半前の空は、気づけば真っ暗の季節となった。今まで春夏秋冬の移ろいにも気づかず、花鳥風月を愛でることも忘れ走ってきたのは何のためだったのかとふと思うこともある。
 彼岸の23日は奇しくも母の三回忌、「親孝行したいときに親はなし」最近よく思う。決して親不孝ばかりしたとは思わないが親に心配はかけたし、親からの愛情は無償であり一方的で何の見返りも期待しないものだったとつくづく思う。親は子の立身出世や名誉より健康で幸せに生きてくれることを願うものだ。私と母との関係は幼い時代には我が家は分家後の生活苦との戦いの中にあり、母との接触時間は極めて少なく、祖母に育てて貰っていたと言っていい。母は決して離れていたかったわけでは無かったろうに雨が降って農作業が外で出来ないような日でない限り家で明るいうちに話す時間はなかったように記憶している。その分、年老いての母は私とのコミュニケーションを大切に楽しみにしていたように思うが、今思えばそれに応えていなかったのが心に痛い。
 創業間もないある時、私が一人いると母が近くにそっとやってきて「事業に失敗はつきものたい。破産しても死なんちゃよかけんね」と笑顔で声掛けられたことがあった。私は経営で行き詰っても決して家では語らないし素振りも見せたつもりはないが、余り顔を合わせて話をしないでも母はじっと我が子を見ているのだと思った。母の精一杯のゆがんだ笑顔に胸が熱くなった。座禅しながら今朝はそのような雑念もよぎった。せめてもの母への供養とお詫びに今朝は寺に金一封のお供えをさせて貰った。
 今日は大慈禅寺の開山記念日という5~6人の僧に囲まれての座禅や読経、朝の務めとなり厳かな雰囲気に包まれた。流石その道のプロはプロだ(笑)
母三回忌、禅堂の空に十六夜の月 

 

※2013年10月7日社長トップメッセージより

 

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