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参禅記 その13

参禅記 その13

 昨年の4月に還暦を迎えた機会に始めた座禅も何とか一年を迎えた。出張で数週間行けないこともあったし、マラソン挑戦できつい時期もあった。寒さで背骨が凍え、手がかじかむ日もあった。勿論、悟りなどはるか遠くそれを求めているわけでもない。ただ、ひたすら壁に向かい自分と向き合う。無念無想もほど遠く邪念ばかりが付きまとう。しかし、朝4時に起きて家を出て禅堂に向かう。終わって朝の空気を吸いながら寺を去るという時間は、全く今までの生活にない別世界だ。
人はすべて人生を自分で選択して切り拓いた世界で生きている訳ではない。むしろ偶然や周りの人や出来事に出会って流されて、たまたま今ここにこの生き方を生きているというのが現実ではないだろうか。私にもどこかで禅僧として生きる選択もあったのかもしれないが、今は経済原理で日夜会社が生き延び成長することに知恵を絞る経営者だ。はるか遠くかけ離れた世界であるような気もするが、時として同じような世界であるような気もする。思うのは何処にいても自分が主人公なら世界は自分のステージだということ。寺であれ会社であれ。随所に主となれば立つ処皆真なり。


 参禅をいつまで続けるか分からないが、もうこうあらねばならないという生き方は減らしたい。「融通無碍」、仕事以外はあるがままを受け入れてなるようになる生き方も味わおうと思っている。世界は今、私に開き始めたのかもしれない。
合掌

 

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